tropicbirdのブログ

備忘録です。

venvで作成した仮想環境とAnacondaでインストールしたIPython(Jupyter)との関係

はじめに

venvで作成した仮想環境を使って、Jupyterで作業をしていたら、インストールしていないパッケージも使えたので、その原因を調べた。

venvで作成した仮想環境を通常のPythonのコンソールで使用する際の挙動

venvで作成した仮想環境をアクティベートした状態でターミナルから開いた通常のPythonのコンソール上では、仮想環境にインストールしていないパッケージを読み込むことはできない。

venvで作成した仮想環境をAnacondaを使ってインストールしたJupyterやIPythonで使用する際の挙動

venvで作成した仮想環境をアクティベートした状態で、IPythonやJupyterを使用すると、仮想環境にインストールしているパッケージは仮想環境のフォルダから読み込まれる。

仮想環境にインストールされていないパッケージは、仮想環境が乗っている本体のOSのAnacondaフォルダのPythonのパッケージフォルダから読み込まれる。

venvで作成した仮想環境のカーネルのJupyterでパッケージをインストールする時の挙動

venvで作成した仮想環境のカーネル上のファイルであっても、Jupyter上でpipを実行をすると、パッケージは仮想環境が乗っている本体のOSのAnacondaフォルダに保存されるため、注意が必要。